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雨樋工事 in 西東京市

いよいよ梅雨本番を迎えました。
今日はこの時期にお問合せの多い雨樋工事のご紹介です。

ご相談いただいたお電話での内容は「樋が外れている」との事でした。
軒樋ですか、竪樋ですかとお尋ねしましたがわからないとのご返答。そう外れているのは「這樋(はいとい)」でした。
這樋とは竪樋が下屋根を這う(はう)ように取り付けていることからそう呼ばれます。
さて実際の現調の際の様子からスタートします。
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這樋の接続部で破損していたのをコーキングで接着していたのでしょう。
また、竪樋一本分(2.7m)以上の長さを一か所のみで固定していたことも原因の一つです。銅線の縛り方も雑ですね。
今回はツッコミたくなる部分が満載でした。この部分だけでも、
1)這樋の始点となる部分の勾配(角度)があっていない。また無理をして角度固定をしておりその部分もコーキングで補修している
2)這樋接合部がコーキングのみで補修している
3)這樋の固定が一か所のみ

これをしっかりと修正(改修)していきます。
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既存這樋はグンバイ製でしたが、今回は施主様の了解を得てPanasonic製を使用しました。
まずは、這樋の始点をエルボ返しで屋根勾配の角度にしっかりと合わせます。回転エルボを使用する場合もありますが、這樋が長くなる場合は強度を重視して私はエルボ返しで施工致します。次に這樋の固定を今回は三か所に増やします。本来は直接屋根材にビスを打ちこむべきではないのですが、薄板用の止水パッキン付きビスを用いてサドルを作ります。銅線もパッキンの外側に這わせパッキンと屋根材がしっかりと密着するように。この際に雨漏りを心配される方もいらっしゃるでしょうが段葺の捨てハゼの形状を理解していれば問題はなく雨漏りの心配もありません。
最後に這樋用のエルボを取り付けて完成となります。

今回は一度修理をされた後にご連絡をいただいておりますのでこの這樋の状態で施主様に引き渡しをしていたという事になります・・・。
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前回の修理は屋根を施工した専門業者だそうです。どのような内容で依頼されたのかまではお聞きしませんでしたがこの現状を見る限りでは専門業者とは言えませんね。段葺施工の時点で這樋の処理を考慮していればこの状態にはなっていませんし、グンバイやエスロン、Panasonicの三社の部材が混在している事なんてプロとしてあり得ません。

一概に専門業者と謳っていても工事の内容は千差万別です。「工事ができる」のと「専門的に納める」のでは大きく違うのです。施工が容易くできるようにメーカーも改良を加えた製品や部材を供給していますが、最後にポイント(急所)となる部分は人の技術経験です。それを用いる事ができる技術者が施工することで専門業者と名乗ることができると私は思っています。


屋根の雨漏り(あまもり)修理
外壁工事、雨樋工事ならおまかせください!

宮本工業有限会社

TEL :042-461-2251
http://mk-sheetmetal.com

棟板金交換工事 in 西東京市

段々と梅雨の時期が近づいてきました。
この時期は現場作業も捗らずお問い合わせも増え私にとっては頭を抱える時期となります。
誰でも嫌なことは先のばしになりがちなものですが、梅雨空が続くと見て見ぬふりをしていた部分に向き合わなければならない状況になりご連絡をいただくことが多いです・・・。即対応出来ればよいのですが工事予定や雨天の場合にはどうにも対処できないこともしばしば。頼む方も頼まれる方も悩ましい限りです。

さて今回は地元西東京市のお客様からのご依頼です。
先月の強風が原因で棟板金が飛散落下してしまったとの事。築年数からこの状態では木下地(貫木材)劣化により棟板金が飛んでしまった事をご説明し根本から修理する事となりました。ご依頼いただいてから工事に係るまで日数をいただく関係で防水テープによる仮養生を行い、その期間に雨が降っても心配ない状態にしてからスタートです。

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画像右上の部分が飛んでしまい防水テープで仮養生をしています。
画像下段の二枚が棟板金撤去後の木下地の様子。築20年もすると木下地はこのように劣化した状態となり棟板金を固定保持することができなくなります。ですからこの部分を交換することが必要になってくるのです。

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そして木下地を新しく施工し棟板金で仕上げて完了となります。

今回一番お伝えしたいのは木下地の部分よりも使われていた棟板金です。
画像を見ていただき新しく用意した棟板金と見比べて違いがわかりますでしょうか。

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右側が古い棟板金で左側が新しく用意した棟板金です。
よーく見比べると新しく用意した棟板金の頂点の角度が古い棟板金よりも鋭角になっています。
ここが今回お伝えしたいポイントとなります。
主に用いられる棟板金は既製品であり汎用曰く四寸勾配に設定されています。今回工事した建物の屋根勾配は六寸勾配です。棟板金を見比べてもうお分かりと思いますが新築施工時から勾配違いの部材が使われていたという事です。
六寸勾配の建物に四寸勾配の棟板金を使用すると棟板金自体がたわんだ状態で取り付けられることになり取り付けた棟板金自体に張力が生まれることになります。木下地が新しいければ釘の保持力が保たれるので抜けにくいのですが劣化が進むと張力も加わり六寸勾配で成型された棟板金よりも格段に釘が抜けやすくなります。
当社は既製品を使用する際もその点を見定め折り曲げ機により棟板金を再加工して工事を行っております。ここが只の取付屋ではない板金職人としてのプライドであり見識です。

施主様はHPをご覧いただき業者を見比べたうえで当社にご依頼くださったとの事。本当にありがたい事です。
費用の高い安いにとかく目を奪われがちですが、金額には必ず理由があります。
零細中の零細である当社が80年近くに渡り続く理由も地元の方との信頼関係の上で生かされているものだと思います。これからも誠実に精一杯励んでいこうと思います。


屋根の雨漏り(あまもり)修理
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加工技術と経験の大切さ

週末なのに生憎の空模様ですね。
外での作業は行えない為、今日はお見積の作成や来週分の発注を取りまとめたり事務作業を進めます。

今回は当社自慢の加工作業のご紹介です。
私ども建築板金業はその昔、屋根や雨樋、外壁の材料を自らの手で薄板(板金)から加工し施工していました。現在は主だった材料はすべて加工品が用意されており、それらを用いて作業を進めることが多くなりました。
しかし、現場の建物は千差万別同じような形状はあれどすべて同じものはありません。一つ一つ違いがあり要する部材も変わります。主に屋根本体ではなく本体を施工するためのスタート部分やエンド部分に用いられる「役物」と呼ばれる部材が大切になってきます。その役物は改修現場などである程度柔軟に対応できるように汎用性を持たせて作られてはいますが、あくまで汎用であり専用ではありません。当社の強みはその「汎用」ではカバーできない部分を「専用」にできることにあります。


簡単に言えば、無いものは作ればいい!!という事です。


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4m級切断機。 板厚1.5mmまで対応

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4m級折曲器。 板厚1.5mmまで対応

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1m級切断機。 板厚1.0mmまで対応

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0.6mm中厚役物。 主に店舗や倉庫に用いられる厚み。通常の住居に用いられる板金厚は0.35~0.4mm程度です。

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0.8mm中厚ステンレス。 主に店舗厨房に用いられる厚み。他社では加工専門業者に依頼する板金厚ですが当社は自社加工が可能です。


そのワンオフ(専用)製品を自社で加工できるという事です。この設備はそうそう真似できるものではありません。
そしてもう一つ設備だけでなく専用品を作る発想と経験が大切なのです。「用意されている部材を取付するだけの仕事では加工の知識や経験は得られません。それでは現場での作業においても通り一遍の作業しかできない」という事です。
ご相談いただく内容も建物もそれぞれ違います。当社はご自宅にあった最適の部材を用いて(作製して)しっかりと施工致します。
ただの取付屋ではないという先代の理念を基にその意思と技術と経験を全て活かせるようにこれからも励みます。


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雨樋掃除 in 西東京市

今日はいつもと違う作業のご紹介です。
と、は言っても雨樋の掃除です。こんな依頼もお受けしております。
今回は公園脇の住宅数件を一気にお掃除しました。
一階部分ですと器用な方はご自身で作業も行えるでしょうが二階ともなると高所作業で危険も伴いますのでプロにお任せください!!

軒樋や集水器はケヤキの葉っぱでこんな状態です・・・。

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お隣がこのような場所なので致し方ありませんが。

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このまま放置しておくと雨だれが酷くなり物凄い音と共に雨水が溢れ出します。
音だけならばまだしも本当に注意しなければならないのは雨漏りを誘発しかねないという事です。
最近の軒先の出の少ない建物ですと広小舞(軒先先端)からダイレクトに壁部に雨水が伝ってしまうからです。
まず溢れ出す雨水の音だけで我慢ができないと思いますが・・・。

このような掃除一つでも建物にとっては大事な事だと気にかけていただければと思います。

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梅の花も見事に咲いてもう春の訪れですね!!


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屋根・雨樋改修・塗装工事 in 練馬区

本年初の更新、もうすでにひと月経過しておりますが明けましておめでとうございます。
今年も牛歩のごときスピードですが作業をご紹介できればと思っております。

今回は練馬区で取り掛かっている屋根・雨樋改修・塗装工事現場のご紹介です。
年明け早々の緊急事態宣言の影響により工事開始日が本来の予定よりも大幅に遅れ、また工事の規模も屋根から外装ほぼ全部となる内容なのですでに月を跨ぎ二月に突入しております。

まずは屋根から。
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いきなり完成画像ですみません。
既存瓦棒葺の上にカバー工法で施工。材料はセキノ45ロック(455タイプ)を使用しました。

また、屋根形状から棟やケラバ等の役物も既製品を使用せず当社で自社加工したものを使用しています。
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この用途や形状に合わせた適材適所な作業が行えるのが当社の売りのひとつです。
同様に木破風も板金で包みました。こちらはお客様のご希望で「いくら塗装をかけても剥がれてしまう」というお悩みの解決策です。この破風板金もすべて自社加工なのでピッタリに仕上げることができます。

そして雨樋の取り付け。
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軒樋は角樋では一般的なパナソニックのPC-50、竪樋は同じくパナソニックのたてとい60を使用。

今回は建物形状の関係で外壁塗装よりも先に雨樋工事を進める形になりました。
本来なら最後に雨樋工事をするのですが、こちらは南側急勾配の屋根の下に下屋根があり雨樋がないと雨が降った際に雨だれの音が響いてしまう為です。施主様だけではなく近隣様にもご迷惑をかけてしまうことになるので先に取り付けを行いました。
工事内容だけではなくこのようなことにも配慮をしながらの工程管理で作業を行っております。
現在塗装工事も終盤、あとは足場を撤去した後に勝手口の波板交換と雨樋取り付けで施工完了となります。
あともう少し、慎重に安全に工事を進めていきます。

最後に、「塗装工事もお受けしております」とつぶやいて・・・。

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